ラン18歳、虹の橋を渡りました。


新鮮な水と食べ物、富士山の麓の大自然の中のドッグランは約500坪。

四季折々を感じながら、桜の木の下でお昼寝をして、雪の中を走り、仲間達と一緒に過ごした時間は幸せだったかは、写真の表情から想像してください。

犬生の大半を施設内で過ごしたランは、ラブアニマルの象徴のような犬でした。

そして、一番の甘ったれでした。

いつも一緒にいた風花がいなくなり、ひとりぼっちになった後も、代表夫婦との外のお散歩を楽しみ、日々の生活を楽しんでいました。

数ヶ月前に、突然の病気が現れて、みるみるうちに悪化しました。それから約2ヶ月。永遠の命はありませんが、あまりの進行の速さに、呆然とするばかりです。

18歳。大型犬としては充分に寿命です。それでも、もうそこにランがいないことを受け入れるには、時間がかかりそうです。

そして、約25年間のラブアニマルの歴史も、いよいよ幕を閉じることになりました。

多くのボランティアさんたちに支えられながら、代表中田が最初の一頭から、最後の一頭まで看取ったラブアニマルの施設は、完全に閉鎖となります。

約25年間、1日の休みもなく、いかなるときにも犬たちを守り抜いた代表への敬意を、ブログの管理人とボランティア達から送ります。

そして、今までお手伝いいただいた方々への御礼を、ラブアニマル代表、中田加寿子から申し上げます。

出会った全ての犬たち、ここに来てくれてありがとう。

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投稿者: ライム

畑の番犬オリーブ お疲れ様でした


山梨県山中湖村にある農園に、1匹の猟犬が住んでいました。

県外から移住した人たちが開墾した農園でしたが、森の中、獣の侵入が続きます。

『畑を守る犬がいれば、被害が防げるかもしれない』

保護団体『ラブアニマル』に声がかかり、ちょうど保護中だったプロットハウンドのオリーブが迎え入れらました。

これが初めてのプロットハウンドという珍しい犬種との出会いでした。 この後もプロットハウンドの保護は続きます。

2010年9月24日 オリーブ来たる。

ここは何処?』 畑に来た翌日、不思議そうな様子。

子供を産んだばかり?のようでした。

自称4歳。

猟犬だったはずのオリーブは、すぐにペットとなり、沢山の人に愛されました。

2022年2月21日 虹の橋を渡りました。

寒くて可哀想、と、洋服も貰いました。

怖い顔にはあまり似合わない色でしたが、この頃は女の子だから?とピンクや赤の服が多かったようです。

農業にも興味津々。

畑の見回り中。

夜は寝込んでハクビシンの侵入に気が付かず、、( ;  ; )

きゅうり、とうもろこしが好物。一通りの作物には、試食後のオリーブの歯型がついていました。

番犬クビだと怒られながらも、その存在だけで、空からカラスの襲撃や、イノシシの侵入は防いだハズ!です。

畑の四季折々。 雪も降ります。


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投稿者: ライム

大往生 風花


風花、20歳と数ヶ月、、大往生でした🌈

かなり痩せてきてはいたものの、最近までしっかりとした足取りでしたが、数日前から寝たきりになりました。

意地悪婆さんと呼ばれた風花(°▽°)

すばしこく、いつもランと一緒に過ごした風花の時間は、ほとんどがラブアニマル施設内でした。
生後約2ヶ月で保護ののち、7歳の時に里子に出ましたが、里親さんの病気のために2年程で戻りました。
以来、、施設内で自由に遊び暮らし、虫や小動物を捕まえるのが得意でした。

一度も病気も怪我もなく、最期の数日以外は寝込むこともなく、代表宅で静かに息を引き取りました。

1匹残ったランは、まだまだ元気です

ランを見送った後、ラブアニマルは完全に閉鎖します。

 

 

投稿者: ライム

意地悪婆さん、20歳を迎えて、ギネス挑戦中(°▽°)


ラブアニマル施設の犬達も、残り2匹となりました。

風花は、平成12年5月、中学校の校庭に、生後2カ月位で捨てられたところを保護しました。 7才の時に一度里子に出ましたが、残念ながら、2年程して里親さんの病気で、戻って来ました。

以来、強烈な個性と頭の良さが施設で発揮され、存在感を確固たるものにしました。

みんなの顔色を伺いながらもチョロチョロと要領良く、すばしっこく生き、3月で無事20才を迎える事が出来ました🎊㊗️

 

今では痩せ細っていますが、食欲もあり、好きな物は良く食べます。
耳も遠いものの、目はしっかり。 ゆっくりですが、しっかりと歩いています。
大病もせず、意地悪ばあさんで生き抜いたギネス者です!

ある気持ちの良い日、大好きな大きな木の下で大往生するまで、頑張って欲しいと願っています。

投稿者: ライム

旅立ち 風太。


『風太』改め、『風子』

姿を見せない1匹がいることに気がついたのは、ラブアニマルを手伝い始めてから、しばらく経ってからでした。
囲いのビニールシートの陰に隠れて、人がいる間には姿を見せない幻の犬でした。

風太は、ミーちゃんと共に、暗闇の子でした。
保護されてからも人に近寄ることが出来ず、犬生の大半を、ひっそりと隠れて過ごしました。

森の中の500坪のドッグランの中で、自由に過ごす生活。 富士山の地下水が常に溢れて、餌は食べ放題。共に保護されたミーちゃんと一緒に寝て、他の犬達とも仲良く過ごしました。施設に来てから17年。推定18、9歳の犬生は、幸せだったと思います。

倒れてから初めて、身体を綺麗にしてあげられましたが、その時に驚きの新事実が判明しました。

風太は、なんとメスだったのです。

最後になりましたが、改名して風子となりました。

数日寝込み、徐々に息が細くなりましたが、その表情は穏やかでした。
お別れにスタッフの数名が集まり、声をかけると、小さな声で喋るように吠えました。
初めて聞く風子の声でしたが、まるでお別れのようでした。

風子は、3月3日雛祭りの明け方、穏やかに旅立ちました。

ラブアニマルの施設は、『自分が全頭を最後まで面倒を見られる年齢まで』という代表の方針により、今いる2頭の老犬を看取り、閉鎖します。

 

投稿者: ライム

フリマのお知らせ(青少年センター 富士吉田市)


2019年5月12日 日曜日 9:45 から 14:00

山梨県富士吉田市上吉田4433-1
TEL.0555-23-7252

青少年センター『赤い屋根 ともだちフェスタ』

犬保護団体 『ラブアニマル』では、新規受け入れはせず、今いる老犬達を看取って閉鎖とします。

現在、驚異の20歳『フウカ』を筆頭に、引きこもり犬『フータ』と、オレ様『ラン』がいます。みんな、老犬ですが、今のところ元気にしています。 ビニールシートに隠れていたフータも、今では近くまで寄ってくるようになりました。

残りの子達の余生が最善となるように、医療費、食費、設備費のために、フリマに出店します。 お立ち寄りください^_^

投稿者: ライム

2019 4/19 Dog Schoolのお知らせ


みんな大好き💕愛すべきダメンズ集まれ!

2019年4月19日(金)9:30-17:00

当日のみの保険加入申請手続きのため、ご希望の方は、3月末までの参加申し込みをお願いします。

詳細はノティカオンまで。tel 0555-28-1155

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投稿者: ライム

ラブアニマル施設、閉鎖のご挨拶。


山梨県忍野村の、犬保護団体『ラブアニマル』が閉鎖となります。
代表 中田からの、御礼と挨拶です。
代表が一人でこつこつと活動を始めて20年。1日とて休むことなく続け、気持ちの良い緑の中の施設を維持してきました。 どこかで見かけたら、お疲れ様、の声をかけてあげてください。
沢山のボランティアさん、ご寄付をいただいた方々、フリマでのお買い物で援助をしていただいた方々、御礼を申し上げます。

『今年度末で、約二十年間のラブアニマルの活動を終了する事と致しました。
たくさんの皆様方にご支援を頂きましたおかげで、活動が成り立って来ました。
私も74才を過ぎ体力的にも、限界があり、この度活動を終了する事となりました。
この1年間で施設では、ボランティアさんに預かって頂いた子を入れて、9頭が旅立ちました。
今、施設には、19才を頭に3頭の老々犬がいます、私が元気な内に、看取る予定です。
長年、定期的にご支援下さいました皆様方に、本当に御礼申し上げます。
又この度ご寄付頂きましたIA様有り難うございます。
今いる3頭は元気なので、最後迄看取る迄は頑張ります。
フリーマーケットは、残り商品分をなくなるまで参加して、残りの子たちの資金にします。 どこかで見掛けたら、声をかけてください。 その時は宜しくお願いします。
皆様本当にお世話になりました。

長い間有り難うございました。

良いお年をお迎え下さい。』

中田 加壽子





投稿者: ライム

ソラが旅立ちました


少しの傷で悲鳴をあげる弱虫で、いつもみんなにくっついて歩き、独りは嫌いな寂しがりでした。

約18年前の4月、吉田浅間神社の祠から、生後約2カ月位の子犬が保護されたと連れてこられたソラは、痩せていて全身ノミだらけ、すぐに温かいお風呂に入れて一晩中ノミ駆除をしました。
出臍で、鳴き声も跳ぶような歩き方も狐みたい。お通夜の夜、神社から出て来たのが、まるで空から降りてきたようで、宇宙の宙(ソラ)と名付けられました。

6才頃、一度貰われましたが、飼い主さんが宙をつないだままいなくなり、夢枕に宙が何度も出て来るので異常を感じて里親さんの家にいくと、痩せ細って餓死寸前、、危ないところでした。

それからはラブアニマルの施設で過ごしました。よく吠えましたが、本当に可愛い子でした。 来年の2月には18歳になる予定、、充分な長寿でしたが、それでも別れは辛いものです。

今年は続けて見送りました。
ラブアニマルの犬達は、残り三匹になってしまいました。

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投稿者: ライム

シロちゃんが虹の橋を渡りました。


いつもは一緒にいるはずの飼い主さんの姿がなく、寂しそうにひとり歩くシロちゃんの姿を見つけた人の胸騒ぎは、現実のこととなりました。
残されたシロちゃんの落ち着き先は、最終的にラブアニマルの施設に行き着きました。
毎晩、親族の人の夢に『シロちゃんをお願い。』と出てきた飼い主さんも、安心したかのように消えたそうです。

森の中の広々とした敷地で、第二の犬生を始めたシロちゃんは、すぐに馴染み、女王さまとして君臨しました。
一年に一度、シロちゃんに会いに集まる親族の方々も、元の飼い主さんを偲ぶ良い機会となりました。

今年、仲良しのミーちゃんが旅立ち、その頃からめっきり弱ってきました。

今、虹の向こうで、飼い主さんと会えたでしょうか。
ミーちゃんと、再会を喜んでいるでしょうか。

シロちゃん18歳と6ヶ月、虹の向こうに渡りました。

ラブアニマル施設にシロちゃんがきたのが、26年2月末、あの大雪でドッグランが埋もれていた、忘れられない年でした。4年8ヶ月間、皆様にかわいがられ幸せいっぱいでした。

定期的に、援助のご寄付を送ってきてくれたご親族様、ありがとうございます。
美しい緑の中、大きな木の下でまどろみ、雪の中を歩き、四季折々を楽しみ、沢山のお友達と一緒に過ごし、シロちゃんは幸せな時間の中、天寿を全うしました。

 

ご親族の皆さんの真ん中で、ご機嫌だった様子。

仲良しだったミーちゃんの亡き骸の側で、見守りました。

ミーちゃんの月命日に旅立ったシロちゃん。
再び一緒に寄り添えるといいですね。

投稿者: ライム